伏尾の青面金剛(庚申さん)余野街道/大阪最古の道標/池田市

池田市伏尾町は不死王閣や久安寺があって
池田の秘境とも言われているなんとも素敵なところです(^^)/

私は幼稚園前から小学4年生まで久安寺の近くに住んでいたのです。

伏尾の村にはかつて多くの寺があって
久安寺のお寺が吉田橋のあたりまで続いていたそうです。
行基菩薩が猪名川から余野川を上ってきてこの伏尾で修行をしたのがはじまりと
されています。

伏尾の古い家筋の屋号は「キザエモン」「ヘイザエモン」「シンヨモン」
等があります。

現在の本堂前です、このあたりで40年前は走り回ってました(^^)/

今、バードヒルズというマンションが建っているあたりも遊び場で
たくさん「まつぼっくり」や「どんぐり」が落ちていました。
私が1年生ぐらいの時にスケート場になって夏は流れるプールになりました。
いつの間にかスケート場&プールは取り壊されマンションが建ちました。

伏尾町には田んぼもたくさんあって、
道ばたで垣根をほじくたっりして遊んでいたら
ものすごい大量のあさりかシジミみたいな貝殻が出てきて
掘っても掘っても層のようになっていて気持ち悪い感じでした。
今思えば、貝塚だったのかもしれないなと思います。

いつも通る道にお地蔵様があるのですが
正直、なんだかドヨンとした空気で夕暮れに通るのは怖い感じなのです。

ちょっと気になって調べてみることにしました。
お地蔵様はよくわからないのですが、後ろの建っている石は
青面金剛(庚申さん)であることがわかりました。

庚申は干支の庚申(かのえさる)のことで60日に1回巡ってくる日です。
庚申の日の夜に人間の体の中にいる三尸の虫が寝てる間に体から抜け出して
神様にその人間がした悪事を告げ口に行き、
神様はその人間の寿命を縮めてしまったり地獄に落とされたりするのです。
人間が寝ないと三尸の虫は体から出ることができないので
庚申の夜は神様に告げ口をされないようにみんなで寄り集まって徹夜をしたそうです。
青面金剛は三尸の虫を食べてしまうので、
青面金剛を本尊として拝むようになって庚申=青面金剛となったようです。

伏尾町の青面金剛とお地蔵様


一番上の高いところにあるのが青面金剛です。
伏尾町の人達も庚申さんの日は寄り合って徹夜したんですね。

↓こちらが下の段にある石碑です。

今から30年前、平成元年に発行された
池田の街なみ再発見スケッチ画展記念
「池田の史跡」
という冊子がありまして、
発行元は池田市教育委員会・中央公民館なんです。

↓こちらがそれです。青面金剛の下にある石碑は二つありますよね
しかし写真には一つしかないのです。すごく不思議。



もしやと思って、少し離れた場所にある道標を確認しました。
スケッチの雰囲気とも似ています。

これが「池田の史跡」の説明とピッタリ合います。
大阪府で一番古い道標と言われているそうです。
スケッチの時は青面金剛と同じ場所にあったから書かれているのだと思いますが
今は違う場所にあるというのはどうゆうことなんでしょうか?
私の解釈が間違っているのでしょうか?ご存じの方おられたら教えてください。

↓こちらはお地蔵様のところにあった案内板です。

久安寺にも寄りました。
いよいよ紅葉が見頃です。

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