待兼山とマチカネワニ★大阪府池田市・豊中市・箕面市★清少納言「枕草子」ほととぎす

待兼山は大阪府池田市、豊中市、箕面市にまたがる山で
豊中市の地名になっていますが
なんか、響きのいい名前だな(*^_^*)って思って
調べているうちに色々なことがわかりました。
:*:・。,☆゚’・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚’☆,。・:*:

「まちかね」はやはり、まちかねるの意味で
ある青年に恋をした女性が、
待っても待っても来ない
男性を待っていたという云われがあるそうです。

かなしい悲話なんですね((+_+))
詳しくはこちら豊中市のHPに詳しくあります。

そして、平安時代から「ほととぎす」の名所として知られ
貴人や歌人が訪れて和歌に歌われたり
清少納言の「枕草子」にも出てくる地名です。

「津の国の まつかね山の 呼子鳥 なけど今くと いふ人もなし」


★そしてなんといってもマチカネワニです★

昭和39年5月に化石好きの高校生、
人見功さんと大原健二さんが
大阪大学理学部校舎の工事現場から発見しました。
本当に、よくぞ発見されました
タイミングが合わなければなかったことに・・・
と思うと、なかったことになった化石も
日本にはたくさんあるんでしょうか・・・

その後発掘調査が行われ、
全身の70~ 80%にあたる90個の骨が出土しました。
残念ながら、
尻尾の先がすでに建設機械に削り取られて失われていたそうです。
( ̄□ ̄;)ガーン
yjimage (2)

下顎の前部は切断され、脛骨と腓骨は骨折し、
鱗板骨には嚙まれた痕跡が残されていて
同種内での縄張り争いや
繁殖期における雌の争奪の際に負った傷である可能性があるそうです。
∑( ̄□ ̄;)ナント!!
各痕跡は治癒した跡があり、
怪我を負った後も暫く生存していたことが分かった。
そんなことまでわかるんですねぇ、すごいです。

恐竜時代ではなく、わずか45万年前の太古のワニで
頭だけで1mを超え、全長7mの骨格です。
45万年前というと、ずっとずっと前なんですが
この地球の46億年の歴史から見ると最近なのだそうです。

日本で発見された最初のワニの化石となり
阪大の「総合学術博物館」で実物とレプリカを見ることができます。
また、博物館の近くにはカフェもあるそうです。

マチカネワニは世界的に見てもとても貴重な化石標本で、
最大の謎はマチカネワニは一体どこから来たのか?
ということになります。
想像力がパンパンに膨らむところですが・・・
祖先は約5,700万年前のヨーロッパに起源があり、
進化を繰り返して、アフリカ、インドや東南アジアを経て
日本にまで達することになりますが
今でも謎がたくさん残されてるそうです。

民間のワニ研究者である青木良輔氏は83年、
 あごの後ろにある骨がマレーガビアル属よりワニ属に近 いことをあげて
新属のワニであるとし、
トヨタマヒメイ ア・マチカネンシス
(Toyotamaphimeia machikanensis)

と再命名した。
古事記に登場しワニに化したと伝えられる
豊玉姫にちなんだ属名を冠したということです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
Bye-Bye!!’゚☆。.:*:゚★゚’*ヽ(⌒ー⌒)ノ:*’゚★゚’:*.::’゚☆。 マタネッ

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