尊鉢厄神 釈迦院|鉄鉢の伝説と厄神大祭が行われる真言宗寺院/池田市

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尊鉢厄神 釋加院(しゃかいん)をご紹介します!

戦国時代に織田信長の兵火に遭い、全焼。
1589年に伝承上人が「釈迦如来」を本尊として
「釈迦院」が復興されました。

アクセス

大阪府池田市鉢塚3-4-6
阪急電車石橋阪大前から徒歩20分ぐらい🚶
阪急電車池田駅から徒歩20分ぐらい🚶

阪急池田駅から歩いて行けない距離ではないですが
私が歩くと30分以上かかります(-_-)

厄神さんの時は阪急池田駅などから臨時バスが出ます♪

お寺の情報💁

■宗派 高野山真言宗
■山号 鉢多羅山 
■寺号 若王子
■開基 724年 行基菩薩
■本尊 釈迦如来座像(木像 伝平安期作)
■住所 大阪府池田市鉢塚3-4-6
摂津国八十八カ所霊場 第五十七番霊場
聖武天皇勅願寺 


尊鉢厄神大祭(尊鉢の厄神さん)

毎年1月18・19日に開催されます。
参拝時間は9時~21時

神事は「青竹切り」から始まり、「大護摩焚き」まで盛大に行われます。
昔は村人だけの厄除けでした。

ものすごい屋台がたくさん出ています!
プロの方の屋台なので、お値段は少し高めなかんじ・・・
↓2017年の写真です



ライトアップされて綺麗ですよ!
池田市釈迦院のライトアップ

尊鉢と言われる由来は・・・

4世紀頃、応神天皇のお母さん(神功皇后)が
朝鮮の王様から「お釈迦様」が持っていた「鉄鉢」を
献上(プレゼント)されて持ち帰りましたが

当時はまだ日本に仏教が広まっておらず、鉢塚古墳に埋められていました。
※鉢塚古墳は、五社神社にある古墳


それから数百年後・・・
”スーパー僧侶の行基菩薩”が近畿行脚の際にこの地に訪れ1泊した時に

なんと!観音菩薩が夢に現れて、鉄鉢が埋蔵されているとお告げがあり
目が覚めたあと、すぐにその地を発掘したところ鉄鉢を発見(^_^)

ことの重大さに、驚いて早速朝廷に報告したところ
天皇の勅願により若王寺(にゃくおうじ)の寺号を賜り
素晴らしいお寺が建てられたということです。
この石造りの鉄鉢は今でも釈迦院の宝物とされています。
実物は黒色の大きな石鉢だそうです。

その後、織田信長の兵火で、すべて焼き尽くされ
残ったのはこの鉄鉢のみだそうです。

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厄神明王

お寺に伝わる古文書によると、境内に八幡宮があって
豊臣秀吉が朝鮮に戦いに行く時に
北の政所が戦勝祈願を込めて奉納したのが厄神明王。

この八幡宮に一緒に祭られた、「厄神明王」「延命地蔵菩薩」に対する信仰が尊鉢厄神となっているのです。

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国の重要美術品に指定されている「宝篋印塔」

鎌倉末期に作られた供養塔で「藤原景正」のものと伝えられています。

最近では池田氏は藤原姓を名乗っていたことが
いろんな書物などからわかってきてきました。
この藤原景正は池田氏だったのではないかと研究されています。
関西形式の代表作として、昭和十年、国の重要美術品に指定されました。

鐘楼(池田市の指定文化財)

鐘楼には池田では最も古いうちに入る梵鐘が架けられています。
これは江戸初期3大将軍「家光」の頃
1632年に鋳造された鐘で、もと久安寺にありました。

↓この中にチラリと鐘楼が映っています(^_^)


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釈迦院のホームページ

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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