風恋桜 作詞作曲/篠原利香 編曲/ちはるにゃん 演奏/ちはる&りか
↓こちらはカラオケです♬☻☻♫•*¨*•.¸
風恋桜はシーボルト二男のハインリッヒフォンシーボルトと
池田にあっためん茂楼の娘の細原はなさんのお話しです。
2人は大阪府知事の媒酌で、明治時代に恋に落ちて結婚し、
幸せに暮らしていましたが
ハインリッヒフォンシーボルトが祖国に帰ることになり
夫についていくか、池田に残るか迷った末
はなさんの両親の意向もあり、残ることになり
2人は離ればなれになりました。
はなさんは、必ずまた会えると信じて待っていましたが
ハインリッヒフォンシーボルトは祖国で別の女性と結婚し
やがて病気で亡くなってしましました。
嘆き悲しんだはなさんは、五月山の大廣寺に帰依して尼になり
亡き夫の冥福を祈り、宝篋印塔を建てて、その石に自分の思いを綴りました。
そして、横に自分のお墓を建てて、今は寄り添うように眠っています。
というのが、池田で伝わっているはなさんのお話ですが
実はこのハインリッヒフォンシーボルトには、東京にも妻がいて
その妻の名前もはなさんで、非常にややこしい話になっています。
池田のはなさんは、東京のはなさんの存在を知ったのかどうかはわかりません。
おそらく、東京のはなさんが本妻で、池田のはなさんは愛人か浮気か
はたまたシーボルトと名乗る偽物だったのかはわかりませんが
はなさんが宝篋印塔に綴った文章は恐ろしく女の執念を感じるものです。
「私がハインリッヒフォンシーボルトの妻です!」と宣言してるのです。
不思議な話だなぁと思いながら、大廣寺に行ったり、めん茂坂に行ったりしてると
なんとなくメロディーと詩が出てきたのが風恋桜♪です。
はなさんが、ハインリッヒフォンシーボルトに恋をして悲しい恋に終わり
ずっと思い続けたその気持ちは痛いほどに伝わってきて
みなさんにはなさんのことを知ってもらったら、はなさんは喜ぶかなと思い
鎮魂歌となるこの曲を作りました。
桜の時期に一度ハープの演奏で発表しましたが、未完成であり
まだまだ改善しなければと迷い、考えていたときに
ちはるにゃんという音楽の先生と出会い、
ご指導とご協力をいただき完成しました。
またどこかで発表できる機会があればいいなと思っています(^^)
↓こちらに宝篋印塔に綴られている文章を掲載しています。
ハインリッヒ・フォン・シーボルトと細原はな/めん茂楼/大阪池田市の歴史