勝尾寺はダルマがいっぱいの勝運の寺【西国二十三番】/箕面市

山奥のイメージがあったので、
なかなか一人で行く勇気が出なかったのですが

箕面市の勝尾寺にお参りしてきましたのでご紹介いたします!

池田方面から箕面市に入ると標識に「勝尾寺」が出てくるので
迷わずに行くことができました。


山の中をクネクネと進んでいきますが、
ずっと舗装されている道で少し狭めの二車線。

大きなトラックが前から来るとヒヤッとしますがほぼ問題なく走れます。
途中、箕面の滝近くの駐車場を通過します。

電チャリで走ってる人もいたし、徒歩の人も数人見ました。
普通の電動自転車で行けないことはないと思いますが、、、、
私は自転車では行かないですね(@_@) めっちゃしんどそう

バス亭あったのでバスで行けます(^^)
でもけっこうクネクネ道なので乗物酔いする人は㊟です。
あと、すごく本数少ないです、、、時間気をつけないと。

クネクネと山道を行くと、思ったよりスンナリ勝尾寺に到着!
ものすごく立派な駐車場があります。
駐車料金は時間ごとに加算するタイプでゆっくり参拝して、
900円でした。


駐車場から、お寺の入り口までトコトコ歩きますよ♪
どこ見てもまわりが山なので、とても気持ちいいです。

↓こんな石碑が並んでいました。

勝尾寺と掘られた文字に、だるまさん。

■宗 派 高野山真言宗
■山 号 応頂山
■開 基 善仲、善算 
■創 建 727年
■御本尊 十一面千手観音像
■参 拝 8:00-17:00(土曜日は17:30まで,日曜・祝は18:00まで)
■住 所 大阪府箕面市粟生間谷2914-1

壮大なる縁起をわかりやすくご説明すると、、、

大昔、箕面の山は山岳信仰の霊地で、修験者達が集う神聖な場所でした。

奈良時代(727)”善仲、善算”の双子兄弟がここで修行を始めたことが
この勝尾寺のそもそもの始まりなのです。
この二人は藤原家のぼっちゃん達であったようです。

二人は600巻もある大般若経を書写する誓いを立て修行を重ねていた。

38年の歳月が過ぎた頃、ある一人の青年がこの山に引き寄せられるようにやってきて、山中深く入り、瞑想をしていた。

善仲、善算が山の中で修行をしていると、石の上で瞑想をしている青年をみつけ「何をしているのか?」と訪ねると

「煩悩を滅するため、元日よりここに座っている」と言う。

もう一月余りもここに座っていることに驚き、不思議に思って
「食べ物はどうしているのか?」と訪ねると

「二羽のカラスが日に三度、口に木の実を含み、石の上に置いていってくれる。その実はとても美味しく、そして雨風にも悩んだことはない」

この不思議な青年は光仁天皇の皇子の開成皇子でした。

そして後に開成皇子は善仲、善算の弟子となりました。
そして、善仲、善算の双子兄弟が亡くなったあと、
二人の遺志を引き継いで
膨大な般若経の書写を完成させました。


山中の高台にこの経典を埋めてここを寺とし、初代となりました。
これが勝尾寺の前身の「弥勒寺」のはじまりです。

ある日、白檀の大木を献上するという話が舞い込み貰い受けることにした。
仏師を探していたところ、妙観という僧が弟子を18人連れてやってきて
「御本尊をお彫りしましょう」と申し出た。

旧暦の7月18日から昼夜を問わず、のみの音が鳴り響き、
一ヶ月が経った8月18日にその音が鳴り止んだ。

作業場に行ってみると、そこには妙観も弟子もいなくなっていて
「十一面千手観世音菩薩」がただ柔らかに微笑んでいました。

この不思議な現象に、
妙観は観音様の化身であったのかと感涙にむせび泣いた。


日本全国の観音縁日が毎月18日になったのは
勝尾寺の観音造立の縁起に由来するものだそうです。

しばらくの時が流れ~弥勒寺6代行巡上人の時
清和天皇が病気になってしまい、宮中へ行き祈祷するように命じられたが
行巡上人は「特別の修行中であったため山は下れない」と断る。

「帝の土地に立っている限り勅命は拒めない」と言われると
手に持ってた錫杖の上に立ち、ナント!そのままふわりと宙に浮いた

驚き、尊敬の念を抱いた勅使が、
「この山からでもいいから祈祷をしてください」とお願いをし、
祈祷を行ったところ、天皇の病気はすぐに治りました。

この法力に、感銘した清和天皇は、その後この地を訪ね
行巡上人に、「王に勝った寺、勝王寺」という名前を授けた。

しかし行巡上人は、王という寺を使うことを控えて、
「王」を「尾」に差し控えて呼び名はそのまま「かつおうじ」としました。
これが勝尾寺の名前のはじまりです。


さてさて(^_^)/
まずは参拝料400円を支払い、寺内に入ると

ダルマのご案内があります。
転んでも起き、転んでも起き、己に打ち勝つ
「七転び八起きの精神」王に勝った勝ちダルマ

こちら紅葉が有名なお寺で、紅葉の頃には大渋滞になりますが
8月末の平日なのですいていました(^^)

お迎え地蔵さま

仁王門は1603年に豊臣秀頼によって再建されました。
山門の両脇には仁王様が立っています。


仁王様のちょうど後ろに青い狛犬さん?がおられました。

山の中にお堂が点在しているのが見えています。
赤いのは、弁財天様です。広いなぁ~、、、

㊟めちゃくちゃ広いので歩きやすい靴、
葉っぱや鳥のふんなど落ちてくるので帽子もあった方がいいですよ(^^)

噂には聞いておりましたが
あちらこちらに小さなダルマがおられます。

お清め橋 シュワーと霧が舞い上がっていました。
箕面の山が霧に包まれる感じを表しているのでしょうか
炎天下、とても涼しく感じました(^^)


橋を渡って振り向くとこんな感じ♪

お天気よくて、歩いてるとクラクラしましたが
木々が日陰を作ってくれて、ほっと休まりました、、、

まずは本堂を目指します。

一願不動堂と勝ちダルマ奉納棚
親切な道標があるので、迷いません(^^)


一願不動尊
一つのお願いごとを一心に念じる

インスタ映えするのか、ここで写真を撮ってる人が多かったです。

使われておりませんが、手水のようです。

すごい石垣!よじ登ってみたくなります♪ 登らないけどね、、、

本堂が見えました。
ちょうど読経が始まっていましたので本堂前で手を合せて聞いていました。
録音が流れているのかなと思って、そっと中を見てみると
若いお坊さんが一心に太鼓を叩いていました。
力強い太鼓と勢いのある読経は心に響き感動しました。

1日に何回も読経が行われるようでお寺全体にスピーカーで流れます。





太子堂
弘法大師空海をお祀りしています。
横からお堂のまわりをぐるっと回って、四国四十八ケ所めぐりができるようになっています。
お砂ふみもできるようなのですが、作法がわからなかった、、、


開山堂
ここにもいっぱい小さいダルマがいました。

水掛け観音さま 先祖供養

鎮守堂

三宝荒神さま
勝尾寺の荒神さまは、日本で最古なのだそうです。


鐘つき堂


境内からの見晴らしは、ほんとに素晴らしい!


不動堂
不動明王を祀っています。

不動堂の横には宝篋印塔など


本堂からさらに上に登ったところにあるのが
法然上人第五番霊場二階堂
第四代座主証如上人によって建立されました。


二階堂の横にはお墓がズラリ


ここからの景色も眺めていると時間を忘れます、、、


智恵の環



弁財天

↓カフェ&お土産屋さん 山門 弁財天 

けっこう広いお土産屋さんにはダルマのグッズがいっぱいありました。
カフェはお休みでした。


最後までお読みいただきましてありがとうございます!
実は、家に勝尾寺さんのじゃないけど、ダルマがふたつあって
それをどうすればいいかわからなかったのでお寺の方に聞いてみたら
「人形供養」という形になるそうです。
(勝尾寺さんのダルマだとまた違うようです)
毎日、人形供養をしてるのでいつでもどうぞということでした。
料金も教えてもらったので、今度は人形供養に行きたいと思ってます(^^)

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