岡本寺は江戸時代からの古い温泉地「平野」にある/川西市

三ツ矢サイダー発祥の地!川西市平野にある
岡本寺(こうほんじ)をご紹介します!

■宗 派 曹洞宗
■山 号 観瀧山(かんりゅうざん)
■御本尊 お釈迦様 脇侍は観音菩薩と地蔵菩薩
     (地蔵菩薩は以前の御本尊で行基作と伝承がある) 

■創 建 鎌倉時代 1324年
■宝 物 岡本寺涅槃図 享保八年(1723年) 
     苧蘿山人墓石(ちょらさんじん)
     襖絵 双龍図 岡本 航 平成21年
■住 所 兵庫県川西市平野1丁目33-14

■最寄駅 能勢電鉄平野駅 徒歩5分 
駐車場 あり

御由緒

平野は古くから谷川に温泉が湧くことで知られ、近世には周囲に20を超える温泉宿が並び、妙見山への参拝者や長期滞在し病気を治す人々によって「多田平野温泉」として栄えました。

岡本寺はこの温泉近くに建てられ、周囲を流れる塩川に瀧があったところから山号が観瀧山になりました。

『岡本寺由緒書』によると
鎌倉時代1324年 多田院政所の持観沙弥が栗林を開いて地蔵堂を建て、行基(奈良時代のスーパー僧侶)作の地蔵菩薩像を安置し「岡本寺」と称したのがはじまりとされます。



本堂

苧蘿山人墓石(ちょらさんじん)(1731~1788)

江戸時代中期の医師、漢詩人、画家等多彩な芸術家だった苧蘿山人。
平野温泉で医者として村人の医療にたずさわり、人々から尊敬されました。
清和源氏の流れである行綱の末裔で本名を原康矦(はらこうこう)
または多田玄介と称し、
墓石が共同墓舎羅林堂前に移設されています。


大正時代に作られた山門と鐘楼

襖絵 双龍図 岡本 航 平成21年

優しい顔の龍が二匹書かれた色鮮やかな襖絵2.3m×3.6mは、
当時中学2年生だった岡本航さんが書かれたそうです。

絵を描くきっかけは小学校3年生の時、奈良の大仏をみて感動したことがきっかけで、仏像に興味を持ち、仏画を描きはじめたとのこと。
岡本寺公式ホームページで写真を見ることができます。
(最後にリンクを貼っておきますね)

三界万霊塔

お寺の入口や墓地によく見るもので、
万霊の供養や無縁仏を供養するものとされています。

三界とは仏教の言葉で、欲界(食欲、物欲、性欲の世界)、色界(物質の世界)、無色界(欲も物もない世界)の三つの世界をいい、
また、過去、現在、未来をいうこともあります。

この世の生きとし生けるものすべての霊をこの塔に宿らせてお祀りするために建てられた塔。

駐車場

バリアフリーのお手洗「洗心堂」があります。

アクセス

能勢電平野駅から徒歩ですぐ
173号線「平野三丁目」信号を東



173号線「平野三丁目」を東に行くと、小さな橋を渡りますが
その橋から下を見ると、なんともいえない光景が見られます!

「平野三丁目」を西の方へ行くと、
延喜式に記載がある多太神社があります↓
多太神社は地域の方に大切にされている【延喜式内社】鎮守の森

岡本寺は座禅会やコミュカフェなどイベントを積極的に開催されていて、
お知らせの張り紙などがありました(^-^)
お子様を対象にした寺小屋も開催されています。
地域の方との交流を大切にされているお寺という印象でした。
岡本寺公式ホームページ(龍の絵はこちら)

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