東大寺で大仏横の蝶に心惹かれる/奈良・斑鳩1dayチケットで日帰り一人旅③

春日大社は燈籠と鹿だらけ!世界遺産/奈良・斑鳩1dayチケットで日帰り一人旅②
↑この記事の続きです(^^)/

奈良ホテル、春日大社と二つまわっただけなのに
歩きすぎて足が痛くなってしまった・・・
次はぜ-ったい、自転車借りよーっと ((。´д`)oダナ!!
チケットで200円引きになるって書いてあるし

バスに乗ろうかなぁ と思ったけど、
どのバス(何色のバス?)がチケットで乗れるのかわかりにくいし
バス亭にも書いてないし・・・目にはいらんかっただけかもやけど
だんだん疲れて考えるのがしんどくなってきて・・・

疲れると話すのが面倒になって、黙ってしまうから
一人旅が私には向いてると思う
そしてベンチを見つけたら座りながら、のろのろと進む。

バスに乗るとあっという間につくけど
景色や空気や音を堪能できないし

歩くと小さな発見をいくつもできるけど
恐ろしく疲れる。

次、バス亭を見つけたら乗ろうと思いながら進むと
お土産物屋さんがズラリと並ぶ通りに出た
そこには修学旅行の学生がいっぱいいて、その元気さや、声のでかさに
頭がクラクラした(~o~)

頼むから私にぶつからんといてな、跳ね返す力ないし
骨折したら仕事できへんし、それにしても
なんでそんなに元気やねーーーん!

高校生と鹿をぬうようにして進むと
えぇー(´⊙ω⊙`) なんじゃあのでかいは!!

見えてきたのは南大門であった。
頭の中で♪威風堂々♪が流れる~
ちゃーん♪ちゃららんちゃーん♪ちゃーん♪( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪

ここ小学生の時に遠足で来てるはずなんですが
こんなに大きかったかなー・・しばしボサーっと見上げる
なんと高さは25メートルもある

近づいてよく見ると、すっごいボロボロっていうとアレですが
なんとこれまた国宝だそうで、800年以上経っています。
日本一大きい山門で仁王像が中におられました。
ひえーすごいなぁ、さすが奈良だー(●^o^●)

東大寺へは自由に入って歩くことができますが
大仏さまのおられる大仏殿に入るには入場料がかかります。


山門をくぐると八角燈籠が見えてきます。
最初これあまり気にしてなかったのですが、
高校生の群れが必ずここで立ち止まり何やら説明を受けていたので
何気に聞き耳立てて聞いてみました(^_^)3 すると・・・

なんと、これも国宝なんだそうです。
高さ4.6mもあってけっこう大きく、日本最大で最古の燈籠です。
し、しかも音楽の神様♪♪♪゚+。:.゚ワァォ(*’▽`人)゚.:。+゚


見ればみるほど、私の友人に似ている(^^)うんうん

菩薩が彫られていて、笛を吹いています。↑縦笛♬☻☻♫•*¨*•.¸
写真には写っていませんが、シンバルのようなものや
その他の楽器を手にしていることから
楽器の演奏をする人はお参りすると上達すると言われているそうです。
私は趣味でギターとハープを弾くので念入りにお参りしました♪
これ、なかなか気がつかないかもしれないです。

東大寺ってこんなに大きくて広くて国宝いっぱいですごい!
こちらが大仏殿↓世界最大級の木造建物、もちろん国宝です

大仏さま(廬舎那仏坐像)とご対面、お久しぶりでございます<(_ _)>
今回の旅の目的は大仏さまとお会いすることでした。
池田とも深い縁のある行基菩薩がこの大仏を造るのにも関わったそうです。

大仏殿の中も修学旅行の学生さん、外国人観光客の方々で
すごい混雑でしたが、私はここに来れたというだけで大満足でした。

自由に写真が撮れるというのも太っ腹です。
写真撮り忘れましたが両隣に金ぴかの脇侍仏である菩薩像がおられました。

この長い階段!↓天井裏へ続くものです。
大仏殿の中には大仏さまだけがいらっしゃると思っていたのですが
他にもおられました。四天王なので本当は4体あるはずなのですが
2体しか造れなかったようです、
あと2体は頭だけ造られて展示されているとか・・・

私は気がつかずにいました。

広目天立像


多聞天立像

大仏殿は入場すると、退場する出口へ誘導される感じなんですね
あ、もうそこが出口か・・・というとこで気付いたのです
花瓶に蝶々がとまっている、なぜに蝶々?( ̄~ ̄;) ウーン

調べてみると、この蝶々は東大寺の七不思議?の中の一つなんですね
普通昆虫は足が6本なのに8本もあるのは不思議
それに体はムチムチしていてなんか可愛いです。
全体的に見るとこれすごくステキです、バランスいいですよね。


調べてみると・・・

8は末広がりで縁起がいいとか
横にすると∞で無限大マークになるとか
天上の生き物は地上のとは違うとか
ヤタガラスの足が三本であるように、ちょっと違った方がいいとか
単なる間違いとか、平家供養のためとか・・・

しばらく見つめていて、最近読んだ本を思い出し、ハッとしました。

ヒトラーが造ったマイダネックの強制収容所のことが書かれていて
30万人以上が殺された過去があります。
人々が収容されていた建物の内部には五段になった木製のせまい寝床が
ビッシリと並んでいた。
壁には名前やイニシャル、様々な絵が彫りつけられていた
そしてよく見ると、蝶がいたるところに書かれていた。
稚拙な絵も、繊細に書かれている絵もあった
おぞましい場所になぜ蝶なのか?


本を書いたエリザベス・キューブラー・ロスは
「死の瞬間」を研究し続けた医者

地球に生まれてきて、与えられた宿題を全部したら
もう体をぬぎ捨ててもいいのよ
体はそこから蝶が飛び立つさなぎみたいに
魂を包んでいる殻なの
時が来たら、体を手放してもいいわ
痛さや、怖さや、心配から自由になるの
神様のお家へ帰っていく
とても綺麗な蝶のように

このような言葉をのこしています。

この花瓶の蝶と、強制収容所に書かれた無数の蝶は
何か通じる意味があるのかと、帰ってきてから色々考えました。

しかし実際に強制収容所には蝶の絵など一つも書かれていなかったことが
わかりました。
なぜエリザベスの目にたくさんの彫られた蝶が見えたのでしょう。


さらに調べてみると
蝶のモチーフは仏教の装飾にはよく使われるもので
蝶が亡き人の魂や精霊を浄土へ運ぶと伝えられていたからだそうです
そしてこの世とあの世を行ったり来たりできるとか。
キリスト教でも死者の魂が宿るとされていて、
また復活の象徴にもなっております

死後、体から抜け出した魂が清らかで美しい蝶となり天に向かうと考えられたのです。

なので、大仏殿の花瓶に蝶のモチーフが施されているのは
何の不思議もなく、よくあることです。
ただ、脚が8本の意味ははっきりしたことがわかりません。

私はこの8本脚の蝶のことが妙に気になりつつ
池のまわりににあるベンチに座っているとなんとなくウトウトとして

まどろみながら蝶が飛んで行くのを見ました。

帰りはバス亭に通りかかるとタイミングよく近鉄奈良行きのバスが通りかかり、バス会社の人がいたのでチケットを見せて乗ることができました。

最後までお読みいただきまして
°・:,。★\(^-^ )♪ありがとうございました♪( ^-^)/★,。・:・°

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