昭和初期の公設洗濯場の物語/池田市役所近くに温泉が出た!

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昭和初期の公設洗濯場✨

「商工会議所の前あたりに昔、温泉出たの知ってるか?」
と友人から言われ、えぇー!そうなの?とびっくり仰天😲
あれこれ調べてわかったことをお知らせします。

昭和10年公会堂が建つ!

今の池田市役所のある場所に昭和10年に公会堂が建ちました。
これは、田村駒次郎さんの遺言によって建てられた、
近代ゴシック様式、鉄筋コンクリート二階建てで
座席数700人の大集会室のあり、水洗トイレ完備の当時では
最新の設備を誇るものであったそうです。

田村駒治郎は池田市が誇る偉人!公会堂を建てビリケンの商標登録

昭和16年からは手狭になった池田市役所として使用

この市役所となった場所の東南に温泉の出た井戸はあった!
やはり今の商工会議所のあたりになるかと思います。

ここで大きな”掘り抜き井戸”の掘削がはじまりました。
正確に何年から始まったのかは今のところわかりません。

高い鉄のやぐらが組まれ、モーターで回転する太い鉄管の先に
大きな刃物が廻りながら掘削していく
青ねんど色をした泥水があふれて飛び散った。
時々モーターをとめて刃物を引き上げ
直径40㎝、長さ10mもある鉄管が穴の中に垂直に降ろされる
水道水の水源にするための工事だったようです。

井戸掘り後に湧き出た温泉!

井戸掘りの工事が終わった時に大きな鉄管が地上1mあまり
突き出ており。周囲にはなんの付帯設備もないままで
鉄管の先からは大量の水がコンコンとわき出ていたといいます。

冬はモクモクと湯気を立てて、すぐ横の溝に流れていました。
普通の井戸水よりは暖かく、色はほとんど透明。
そばに寄るとわずかに鉱物臭がしたといいます。

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公設洗濯場の誕生!

この水が流れる溝のあたりはたちまち町の人々が洗濯物を持って集まり
朝早くから常に数人の人達が天然の温泉で洗濯物をしている風景が
見られました。暖かい水で洗濯できるのは夢のようだったと思います。

ただ、臭いはどうしたのかが気になるところです。
最終的にきれいな水で一回濯げば

なんとかなるのかもしれませんが・・・
市民の声もあり、
市は簡単な洗い場まで設けたようで公設洗濯場の登場です。

イメージ画です(*^^*)

中央公民館が建った昭和33年頃

昭和33年、まだ井戸の水は噴き出していました。
公民館の前に池田市職員会館が建った時はこの水を利用して
毎日お風呂を沸かす計画を立て、三階に浴室が設けられた。

湧き水は池田市の平均気温より少し温度が高かったそうです。

昭和40年の初め頃、地震が起こる!

地震後、、、なんと、
それ以降30年間湧き続けた水が突然止ってしまったそうです。

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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