このブログは、高齢者施設のレクリエーションで利用者さんにご覧いただくため
優しくわかりやすい表現にしています✺◟(∗ ❛ᴗ❛ั∗)◞✺
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阪急曽根駅から徒歩5分ぐらい、1300年の歴史を持つ!
仏日山 吉祥林 東光院 萩の寺
(ぶつにちざん きっしょうりん とうこういん)
へ行ってきましたので、ご紹介します!
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まずは池田駅から阪急電車に乗ります ( ͡° ͜ʖ ͡°)✧キラッ
阪急曽根駅は阪急電車で池田から何駅目でしょうか?
曽根駅は5駅目ですね(◍•ᴗ•◍)
普通しかとまらないので、要注意です!!
久しぶりの曽根駅、、、
あれ、こんなに近代的で立派だったかな、、、
💡調べてみると、2000年に高架工事が終わったのだとか (⊙ө⊙)
駅前のビルとかは、なんとなく見覚えがあるような、、、
ダイエーは昔からあったよね(◍•ᴗ•◍)
昔々のその昔のハナシですが、、、
曽根駅が開設された頃はこのあたりは田園地帯だったそうで、、、
大正の末から昭和にかけて宅地開発が進み
「西の芦屋、東の曽根」と呼ばれたそうです(๑°ㅁ°๑)✧
「住宅地の開発には有力寺院の存在が不可欠」という
小林一三さん(阪急電鉄創始者)の意向を受け、
それまで中津にあった東光院(萩の寺)が曽根に移されたのだそうです。
※Wikipediaより引用
小林一三さんの銅像
さて、萩の寺は名前の通り、「萩」が咲きほこる寺なんですが
萩とは、何色のどんなお花?
↓こちら、借りてきた写真で申し訳ないのですが、これが萩の花
ピンクや白もあるそうです。
秋の七草の一つとしても有名です✺◟(∗ ❛ᴗ❛ั∗)◞✺
「春の七草」といえば1月7日に七草粥を食べて1年の無病息災などを祈り、
正月料理で疲れた胃を休めるものとして、その風習が今でも続いています。
せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ
秋の七草とは、、、、?
【1】萩(はぎ)
【2】尾花(おばな)
【3】葛(くず)
【4】撫子(なでしこ)
【5】女郎花(おみなえし)
【6】藤袴(ふじばかま)
【7】桔梗(ききょう)
”萩”は、秋の上に草かんむりで、まさしく秋の花です。
和菓子の「おはぎ」の語源だそうです。
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは?
「ぼたもち」と「おはぎ」は、実は同じモノ! なのです♪
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なんと!!それぞれの季節に咲く花によって名前が違うのです。
春に咲く「牡丹(ぼたん)」から、春食べるものは「ぼたもち」
秋に咲く「萩(はぎ)」から、秋食べるものは「おはぎ」
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阪急曽根駅を降りて、住宅街を進むと
「萩の寺 参道」と書かれた道案内の看板を発見(⊙ө⊙)
矢印の方向へまがると、、、あら、いい雰囲気✺◟(∗ ❛ᴗ❛ั∗)◞✺
橋が見えていますね。
「延命橋」いい名前です
橋の左右が遊具も置いてある公園になっていました。
橋だけど、川はありませんでした。
曽根駅から歩いてすぐでした!あっという間!
萩の寺へ到着・*:..。o♬*゚・*:..。o♬
【ご本尊】
薬師如来坐像
妙覚道了大権現尊像
後醍醐天皇念持仏こより十一面観世音菩薩
あごなし地蔵大菩薩三尊像
毘沙門天三尊像
★毎年9月には「萩まつり」が催される
★正岡子規、高浜虚子などの句碑がある
★大阪みどりの百選 庭園「萩露園」
大阪府豊中市南桜塚1-12-7
萩の寺はもともとは中津にあったお寺、というのは先に説明しましたが、、
奈良時代、中津は死者を川べりに捨てる所であり「浜の墓」と呼ばれる場所でした。
735年にこの地を訪れた行基が、人々に日本で初めて火葬の方法を伝授し、自ら薬師如来像を作り、付近に生えていた萩を供えたのがこのお寺の始まりとされています。
山門 薬醫門(やくいもん)
1757年にもともとあった中津で建立され、曽根に移設されました。
震災により、大破しましたが、復興しました。
この門を通った人々は長い歴史の中でたくさんおられるでしょうね
御本尊の薬師瑠璃光如来(行基菩薩御作)の解脱門(げだつもん)として、
1757年6月全竜禅師によって建立された総欅(そうけやき)造りの山門。
山門の前は広場のようになっていて、句碑やお地蔵様がおられます。
また、かつて医者の門として使われたことからとも。
山門前の大きな句碑「句碑は永遠」と刻まれています。
この句碑は高浜虚子の句碑である、と書かれています。
正岡子規の一番弟子で、池田とも縁のある俳人です。
明治・大正の頃池田駅前に「魚治楼」と言う料亭があって、
大正の頃に高浜虚子が河東碧悟桐(かわひがし へきごとう)や時には与謝蕪村と酒を酌み交わし俳諧談義に盛り上がることが何度もあったと言われています。
「魚治楼」は子孫の方が、くろ川というお店を池田市内でされています。
北向延命地蔵尊 延命橋ゆかりのお地蔵様
お地蔵さま自体が下座(南)に下り、お参りされる方を上座(北)に据える、とても珍しい「方違い」のお地蔵様。
お地蔵さまの前で一心に合掌・礼拝すれば、瞬時にして仏の位に昇るとされ、大きなご利益を授かると伝えられています。
ご真言は、、、
「オン・カ・カ・カビ・サンマエイ・ソワカ」
お地蔵さまにすがらせてもらいます。
ははは(笑)
貴重なお地蔵さま謹んで申し上げます。
という感じの意味だそうです。
お地蔵様はその昔、中津の海中から出現したそうです。
延命のご詠歌碑
お寺の中に入ってみよう♪
参詣志納金(さんけいしのうきん)300円を木箱に入れます( ͡° ͜ʖ ͡°)✧キラッ
星岡茶寮ゆかりの魯山人(ろさんじん)観音がお迎えしてくださいます
東京の「星岡茶寮」という高級店が昭和10年に曽根に大阪店を新設!
顧問兼料理長は魯山人(ろさんじん)
隣接したこの萩の寺に白衣観音像を奉納して、千年の萩の花が咲き誇るその自然美を礼賛し、茶寮(さりょう)の開店繁栄を祈願されました。
この観音様は模刻だそうです。
お寺の中側から見た山門↓
三十三観音まつり「お砂踏み霊場」とあごなし地蔵尊が並んでいます
「お砂踏み霊場」は、1833年に大阪の紳商中西屋の発願で
多忙な商人や体の弱い人、当時は旅行に行きにくかった女性のために設けられました。
堂内には、大阪十人両替商より寄進された三十三体の観世御菩薩像が並び
各霊場のお砂と円坐石を奉安。
一巡すれば全霊場を巡礼したのと同じご利益が受けられます。
御本尊は、旧川崎東照宮の御本地仏で家康公が信仰された「厄除薬師如来」
あごなし地蔵尊 承和5年(838) 小野篁(おののたかむら)
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の嵐が吹き荒れる明治2年、
※仏教を排除しようとする運動
隠岐島(おきのしま)の伴桂寺が廃仏に遭い、
千年に渡り全国的に厚い信仰を集めていた小野篁(おののたかむら)作の
あごなし地蔵尊像を命がけで守り、師匠のお寺、東光院へ逃げてきました。
小野篁は、平安初期の参議で歌人、小野妹子の関係の方ですが、
訳あって隠岐島へ流されたそうです。
その時に阿古という農夫が身の回りの世話をしたそうですが
この阿古は歯の病気に苦しんでいたので、世話になったお礼にと、地蔵菩薩を刻んで授けました。
それがあごなし地蔵尊で「阿古直し」がなまってたのが名前の由縁です。
決して、アゴがないわけではないようです(⊙ө⊙)
今は50年に一度開帳される秘仏です。
萩の寺は西国七福神の毘沙門天のお寺
[福の神][力の神][抜苦与楽の神]
戦いや勝利の神様として、鎧をつけた武将の姿で表現されています。
右手に宝棒(ほうぼう)と呼ばれる武器、左手に仏舎利(ぶっしゃり)が納められた入れ物の宝塔(ほうとう)を持っています。
戦国時代を生きた上杉謙信が自身のことを
「毘沙門天の生まれ変わり」と言っていたのは有名な話ですね
阪急の西国七福神めぐり
西国七福神賛歌の楽譜が掲げてありました。
本堂 吉祥林(きっしょうりん)圓通殿(えんつうでん)
本堂は震災後に復興しました。とても立派です(๑°ㅁ°๑)✧
本尊の薬師如来坐像、
新西国三十三箇所第12番札所本尊の十一面観音立像(こより観音)、
西国七福神の毘沙門天及び両脇侍像、
平安時代の作で、重要文化財に指定されている木造釈迦如来坐像などが安置されています。
常勝石(じょうしょうせき)勝運毘沙門天王の御神体
↓宝船七福神像
釈迦如来白仏像(ホワイト・ブッダ)
かねてより交流のあるスリランカ仏教徒会議から贈られました
ずらりと並ぶ句碑
本堂の横に並ぶように大きな句碑がありました。
正岡子規の句碑
水子供養地蔵尊石仏像
桜がちょうど満開で綺麗に咲いてました!
交通事故や病気などで早逝された15才以下の子どもの魂をお救いくださる巡錫僧形(じゅんしゃくそうぎょう)の菩薩さまです。
※巡錫とは、各地を巡るという意味
金光明最勝王経の写経塔は1849年に完成
お地蔵様の横に立つ石碑です。
台座の中には、金光明経10巻31章を一石一字ずつ彫った白く丸い碁石ぐらいの小石が納められているそうです。
道了大権現堂(どうりょうだいごんげんどう) と納経所
ご祭神は道了大権現
修験道の奥義を極め、神変自在の神力を現した室町時代の禅僧
お庭や句碑 写真いろいろ
とにかく、とても綺麗に整えられたお寺です。
最後までご覧いただきまして有り難うございました(*^^*)
萩の咲く秋に再び訪れてみたいと思います。