まち角の図書館の上にシーサーがいる理由/池田市

大阪府池田市には
「まち角の図書館」という本棚みたいな図書館が市内
あちこちにあって
自由に本を借りたり、不用になった本を寄付することができるのです!

なんて画期的なシステムなんでしょう♬☻☻♫•*¨*•.¸


「まち角の図書館」は無人で、市民みんなで大切にしてる感じです。
ボランティアの方が、寄付された本にスタンプを押して整理してくれたり
管理をしてくださっています。

一番下の棚には、寄付する本を入れておき
上から三段の棚から好きな本を借りていき
読み終わったら返却するというシンプルな使い方(^^)/

高さ 195 ㎝、幅 280 ㎝、奥行 40 ㎝の大きさをもつスチール製書架で、
全体のデザインは池田の市章の井桁ですね(*^-^*)

さて、よく見ると、上にシーサーが二匹いるのですが
池田とシーサー???どう関係があるのかずっと不思議でした。

池田のまち角の図書館になぜかシーサーがいるという、、、
この謎が解けたので、お知らせするのが今日の本題です。

昭和55年  6月 
池田リサイクル運動の提唱が起こります。

昭和56年12月 
池田リサイクル協会が発足。

昭和63年11月 
まち角の図書館づくりが動き出す。

平成元年 1月 
まち角の図書館づくり実行委員会スタート
教育委員会、社会福祉協議会、リサイクル協会が中心となる。

買い物帰りのお母さんや、下校途中の学生、
通勤の人たちが通行するまち角に「ミニ図書館」を作り、
誰でもいつでも取り出して読んでもらおうというもの

無料・無人・無施錠で利用してもらう。
この図書館は市制50周年を祝い、市に寄贈することが決まる。

平成元年 4月
まち角の図書館第一号開館
池田駅前公園東側にオープンしました。
第2号、第3号の図書館ができるかどうかは、市民のマナーが鍵とされる。
その後の報告としては、順調なすべりだし。
開いたままの扉をきちんとしめてくれる、
乱れた図書を整理してくれている
借りた本は返してくれているなど報告される。
夜間の照明が必要とされる。

平成元年6月
NHKの教育番組で、「心が輝いた日」というタイトルで
池田に誕生した「まち角の図書館」について紹介される。

平成元年11月
NHKテレビを見た沖縄県の与那原町から問い合わせがあり
池田市の協力でまち角の図書館が沖縄にもできることになる。
与那原町には図書館がなく、町の古本業者が店じまいをするとのことで
10万冊の図書をいただくことができて、図書館設置運動が始まりましたが
財政事情がよくなく、そんな時に池田のまち角の図書館を知ったと。
池田の実行委員会では、資料を送り、会長が与那原町に出掛けました。
その後、与那原町では開館へ向け力を合わせ動きだした。

平成2年4月
池田の「まち角の図書館」2,3号館が同日オープン
2号館は呉羽の里バス亭の池田銀行池田東支店敷地内
3号館は石橋赤い橋西詰め

平成2年4月
与那原町でまち角の図書館第一号館を完成させる

平成2年6月
与那原町へ図書運搬車2台贈呈(ダイハツのミラー)
車には図書300冊が積み込まれ、送り出された
「図書館づくりの仲良し同盟」の調印式が与那原町で行われる

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
平成2年10月
与那原町の仲間から、沖縄の守護神シーサー
「池田のみなさんに」と贈られ1号館の両脇に高く掲げる
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

平成3年4月
4号館オープン 細河農協敷地内

その後続々と池田市内でまち角の図書館がオープンし
現在は13号館まであるようです。


ということで、
まち角の図書館の上にシーサーがいるのは
池田の活動に賛同して同じく、「まち角の図書館」を作った
沖縄県与那原町からの贈り物だったのです
*・゚゚・*:.。..。.:*゚:*:✼✿(ღ✪v✪)。゚:*:✼.。✿.。キラキラ♥   

池田の「まち角の図書館」はおなじみのものとなり
私もよく絵本を借りて介護施設へ持っていきます。
ボランティアさんや市民の皆さんの協力でいつも綺麗に整理されています。
多くの方の尽力でたくさん本が読める池田市で暮らせて本当に幸せです♪
いつもありがとうございます。

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