池田郷土史学会のはじまり/林田安平氏/名誉顧問は小林一三氏/池田市

2018年に私はご縁あり、池田郷土史学会に入会し、
現在は理事で主に広報担当をしています。


今年創立71年で、日本でも最古級と言われる
池田郷土史学会はどんな風にして出来たのでしょう、、、



もともとの池田史談会から考えると実は109年なんです!

はじまりは1914年(T3)
林田安平、稲束芝馬太郎らによって池田史談会が結成。
江戸時代から池田で培われた豊かな文化を象徴する集まりであり
かなり精力的に活動されていたそうなのですが

アジア太平洋戦が激しくなって、1943年に活動中絶します。

1952年(S27)
池田史談会の流れを継いで
林田安平氏を中心とし、池田郷土史学会が創立しました。
創立総会は林田邸で行われました。

林田家がキーパーソンのようですね💡💡💡
華麗なる林田家をご紹介!


林田良平(林叟/りんそう)
1822-1901

本姓は乾氏で、1822年(江戸時代)にお生まれ。
河辺郡林田村で生まれ、池田の南新町(新町)で炭屋を構える、
林田村と池田の間を牛に乗って詩を吟じたりしながら往き来する風変わりな方。
酒造業も営み、銘柄は「郡雀」(むらすずめ)で旧領主九条家の御用達でした。
80歳で没し、墓は郷里の猪名川町林田にあります。

そして池田郷土史学会を創立し大活躍したのが!!
林田良平(林叟)のお孫さんである
林田松三郎(安平)(炭翁/たんおう)
1873 〜 1955 

明治43年に池田町長になっています。
林田林叟より収集した書籍類を「蝸牛廬文庫」と命名しました。
書画愛好の呉郷春秋会会員、池田木炭株式会社の代表
池田町耕地整理組合 、月渓句集
池田郷土史学会では顧問
などなど、政治・文化・歴史といろんなところで大活躍です。

ともに池田郷土史学会を創立し、短歌のせせらぎ会、茶臼山古墳の保存などで活躍されたのが、林田松三郎(安平)(炭翁)の長男である
林田良平(瓜牛)1900~1987
本名は明三ですが、曽祖父の名を継いで、早くから良平を名乗っている
良平没後に大量の資料がのこされて、
池田市立歴史民俗資料館に総数5000点を越え収蔵されています。

※林田家の男子は名前がいっぱいありますね!( ꒪⌓꒪)


池田郷土史学会創立時の役員
会 長  武田市長
副会長  江坂長四郎氏(大阪学芸大学教授)
名誉顧問 小林一三氏 なんと!

池田の史実文化についての研究を進め、将来は池田市史の編纂にも当たる
入会は自由、会費は年額100円 (現在は3000円)
会員には月々、北摂史学新聞を無料配布

創立25周年を記念、池田郷土研究第4号が出版されました!



現在は室田先生が会長をされており、月に1回、定例会を開催しています。
2月例会は709回目になります。
2022年12月は室田会長研究発表↓

池田郷土史学会のブログでは毎月の勉強会をお知らせしています。

池田郷土史学会はどんなふうに設立したのかを調べてみようと思ったら
林田家のご紹介のようになりました(*^^*)
創立された皆様は今の池田郷土史学会をどんな思いで見ているでしょう✨
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※池田郷土史学会は会員を随時募集しています。
 まずは定例会にお越しいただき、見学してみて下さいね!
 一般参加は500円です。

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