2016年12月8日
白熱ライブビビット!
本日取り上げられたのは伊達直人・・
初代タイガーマスクの佐山聡さん
その佐山さんが試合を終えたあと
ある人物をリング上に招きあげたのです。
「本物の伊達直人が姿を現します!」
本物の伊達直人としてリング上に上がったのは
スーツ姿の一人の男性
「河村と申します
僕は今から6年前、2010年のクリスマスに
ランドセル10個を用意して
群馬県前橋市にある中央児童相談所というところに
伊達直人の名前を添えメッセージをつけて
入り口にプレゼントさせていただきました。」
河村正剛さん(43)
実は彼こそ6年前、伊達直人の名前でランドセルを贈り
日本中にタイガーマスク現象を引き起こした人物なのです。
なぜ今、素顔と名前を明らかにしたのか
そこにはある切実な願いがありました。
あれから6年、突如自分が伊達直人であったことを
明らかにした河村さん
6年間の沈黙を破った理由については
ランドセルを置き去りにして帰ってくるという
活動を復活させたいとは全く思っていません。
そうゆうことではなく、社会が世の中が
社会的養護を再認識していただければいいなと
河村さんは自ら名乗り出ることで
行政を含めた社会全体的な支援が広がる
きっかけになってほしいと願っているのです。
その理由について
自分自身が小学校に上がった時に
ランドセルがなかったというのがあります。
一つ、大きな理由ではあります。
九州で生まれた河村さん
3歳の時に母親と死別
その時すでに父親はいなかったといいます。
親戚の家で育てられ
小学校にはランドセルではなく
手提げ袋で通っていたといいます。
子供の頃に味わった辛い思い
河村さんは当時のことを多く語ることはありません。
自分の過去は振り返っても取り戻せない
でも子供達の未来なら変えられるだろうと
自分の昨日より子供達の明日だと。
そう考えるようにして生きてきました。
タイガーマスクの佐山さんと
伊達直人を名乗った河村さん
二人の接点は5年前
施設の子供達を支援する
初代タイガーマスク基金を立ち上げたばかりだった佐山さん
この活動を知り賛同した河村さんは
佐山さんと活動を共にしているのです。
河村さんがリング上で訴えた子供達へのメッセージ
子供達は虐待されるために生まれてきたんじゃない
抱きしめられるために生まれてきたんだ
子供達は涙を流すために生まれてきたんじゃない
笑顔になるために、周りの人を笑顔にするために
生まれてきたんだ。
全ての子供達へ
生まれてきてくれてありがとう。
健やかに成長していただけることを願っています。
これからも頑張ってね
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
他にもいろいろな記事を書いていますので
よかったらお読みください。