先日、利用者さんとお散歩していた時に
「底冷えがするね」
という話から
「桜が咲く頃は花冷えというんだよ」
などと会話がはずみ、日本語というのは美しい言葉があるもんだね、、と
他にどんな言葉があるのか調べてくるね♪
そう約束したので、ちょいと調べてみることにしました。
利用者さんと一緒にご覧いただけると、楽しめる♪と思います!
利用者さんへの最初の説明
皆さん、日本にはきれいな言葉がたくさんありますが
どんな言葉を知っていますか?
例えば、、、黄昏、木漏れ日とかですね
ここで、「うーーーーむぅ」と首をひねる利用者さん
他にも、十六夜(いざよい)花冷え、蝉時雨(せみしぐれ)などなど
たくさんありますね(^-^)
「うんうん」と首を縦にふる利用者さんたち
今日は日本の綺麗な言葉の中から
「春の言葉」を皆さんと見ていきたいと思います!
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日本の美しい言葉「春」11選!!
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朧月(おぼろづき)(ろうげつ)
2月の季語で、小学校で習う懐かしい歌にもありますね(^-^)
♪菜の花畑に入り日うすれ、見渡すやまのは 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて におい淡し♪
春の夜に、ほのかに、ぼんやりと霞んだお月様です。
朧の言葉の意味には「ぼんやりした」「はっきりしない」など
「おぼろげにですが・・・」などと使いますよね。
春一番
キャンディーズの曲にもありました(^-^)
♪雪がとけて川になって流れていきます
つくしの子がはずかしげに顔をだします、もうすぐ春ですね♪
「立春」から「春分」までに吹く強い南風のことで
暖かいものに包まれるように気持ちのいいものですね
気温が急にあがって春の訪れを肌で感じます。
春一番が吹くと、あ~春が来たなぁ思いますね!
逆の言葉では「木枯らし」があります。
池田城跡公園のしだれ桜
なごり雪
イルカさんのヒット曲の題名になっています♪
なごり雪も降る時を知り、ふざけすぎた季節のあとで
今春が来て君はきれいになった去年よりずっときれいになった
「雪の多い地方で春になっても消えずに残っている雪」と、
「春に降る雪」という意味があります。
もう春が来たと思っていたのに、急に雪になる、、、
人生にもそんな気分になる時があるのかもしれません。
*・゚゚・*:.。..。.:*゚:*:✼✿(ღ✪v✪)。゚:*:✼.。✿.。キラキラ♥
陽炎(かげろう)
1980年代にヒットした曲で「愛はかげろう」があります。
愛はかげろう つかの間の命 激しいまでに 燃やし続けて♪
地面から炎のような揺らめきが立ちのぼる現象です。
一瞬の出来事を「まるで陽炎のよう、、、」とも言い
なんともはかなくて、今にも消えてなくなりそうなことの例えに使われます。
池田市の八坂神社
麗らか(うららか)
丘を越えて♪の歌詞の中に出てきます。
小春の空はうららかに澄みて、嬉しいこころ
湧くは胸の泉よ、讃えよわが青春(はる)を
空が澄み渡ってのどかに晴れ晴れとした感じ。
心にわだかまりがなく、おっとりしているさまを言います。
うららかな日々をおくりたいものですね
最近では、うららちゃんという名前も流行ってるそうです
歌詠み鳥(うたよみどり)
早春賦の歌詞にも出てくる「ウグイス」のことです。
谷のうぐいす歌は覚えど、時にあらあずと声もたてず♪
「生きているものは全て歌を詠んでいる」という歌に、
ウグイスの名が挙がったことから「歌詠み鳥」と呼ばれるようになりました。
ウグイスは鳴き始め、ほーほきゃこ!と鳴いたりしますが
練習を重ねてきれいにほーほけきょー!!と鳴くようになりますね。何事も練習が大事です(*^-^*)
川西の小戸神社
撫子(なでしこ)
春と秋に咲く淡い桃色のお花✿
撫でるように可愛がっている子、愛しい子、愛児のことで
花言葉は「無邪気」「純愛」「貞節」
「大和撫子」は凛として清楚な、か弱さの中に凜々しさがある品のある日本女性を花に例えたものです。
小泉今日子さんのヒット曲で「大和撫子七変化」があります。
あ、すみません私です✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。
遣らずの雨(やらずのあめ)
川中美幸さんが「遣らずの雨」という曲を歌ってはります。
大切な人やお客さんを「帰らせたくない」と引き留めているかのように降る雨のこと。
帰ってほしくないという想いを、降り続く雨に重ねた言葉で、
なんだか演歌ぽい言葉です。
雨といえば「あまやどり」も素敵な言葉ですね♪
はんなり
京都の方言「京ことば」なのだそうです。
舞妓さんや芸子さんを思い浮かべますね
おしとやかで落ち着いた華やかさ、上品で明るい雰囲気をいいますし、
気取りがなく、控えめながらも華やかなこともさします。
「あの人は、はんなりしてはるわぁ~」などと使いますが
それは見た目のことだけではなく、内面に対しても使います。
語源は「花なり」「花あり」
花のようなという意味あいです。
菜種梅雨(なたねづゆ)
3月中旬から 4月上旬にかけて、菜の花(アブラナ)が咲く頃に降る暖かくも、寒々ともした長雨のこと。
「春の長雨」ともいい、春の梅雨のことです。
毎年あるわけではないそうで、
「菜種梅雨はなく初夏の陽気になりました」と挨拶されます。
お花や芽吹くものを潤す雨とも言われています。
木の芽時(きのめどき)
長かった寒い冬もが終わり、
桜が咲いて、春うらら!の時期をいいます。
木の芽がいっせいに芽吹き、虫たちが、冬を終え、動き出す季節です。
反対に季節の変わり目ということで、
体調が崩れやすくもなりますので要注意です。
たくさんご飯を食べて、お茶もたっぷり飲んで、軽い運動もして、元気に過ごしたいですね!
それでは♪
おなじみの小峰さんで「木の芽時」にそなえて
春の歌体操をしましょう!!
YouTubeで、それぞれ曲をかけながら
ゆっくりお話しできるといいかなと思います。
歌ってしまうと、飛沫が起こるので、そのへんはご注意を!!
耳の遠い利用者さんがけっこうおられるので、
見やすいように大きな文字にしています(^-^)