”えべっさん”といえば、池田の呉服神社ですが、
どこから来られたのか調べてみました!
この呉服神社内にあるえべっさんは、、、
もともとは、井戸の辻の東30メートル北側にあったそうです。
↓こちらの地図の「現在地」と書いてある左側をご覧ください(^^)/
えべっさんは市神
池田のえらいこっちゃ歴史「誓文払い」
先日書きましたこの↑記事の中にも書いておりますが、、、
300年ほど前の池田の本町あたりでは
「十二斎市」という、お店がいっぱい出る日があって
毎月とびとびに12日間ほどの市を立てて、大賑わいしましたそうです。
食べるもの、着る物、器、薪、炭など何でも売っていました。
という、杜氏(酒造りの人)の唄がございます。
この十二斎市の市神がまさしく!呉服神社にあるえべっさんだったのです♪
市とは、神様を「いつきまつる」場、イチキバを語源とし、
市日には虹が立つといわれました。(心がウキウキする様子♪)
誰が池田に恵比寿神社を建てたのか?
江戸時代慶長年間に尼崎出身の日下左衛門が
尼崎より「ゑびす神社」を勧請して
本町に「市ゑびす社」を設立したのだそうです。
市はその真義に基づいて正しい商いが行われました。
戦前の池田では年末には誓文払いという大売り出しが行われましたが
この誓文も本来はゑびす社に対する誓いです。
しかし、この本町ゑびす神社は明治33年に消失して
呉服神社境内の末社として合祀され今に到ります。
ということで、
呉服神社のえべっさんは
尼崎出身で、もと池田の十二斎市神だったということです(^^)/
尼崎の漁師は昔、
西国街道をのぼり、鯛やタコを売りに池田にやってきました。
その中の人々が池田で尼安などの「尼」がつくお店を構えましたので
池田と尼崎はいろいろな面で深い関わりがあったのですね。
参考文献/池田市史・わがまち歴史散歩