どんぐりパンの歴史|戦後の池田市で食べられた生存のパンとその栄養

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「わがまち歴史散歩」を読んでいたら
戦後の食糧難について書かれていました。

秦野小学校に残されていた資料に「校長訓論録」がある。
朝の会で当時の校長先生が児童に話しかけた講話から
どんぐりを集めてパンにして食べていた記録があります。

昔の教科書↓


昭和20年11月24日
お米が特に不足となって、このままでは多くの人が餓死をする😞
この食料難を乗り越えるために、池田市では
みんなでどんぐりを拾い、パンやだんごにして食べよう
今日からみんなでドングリを拾い29日に学校に持ってきて下さい。
それを学校でまとめて粉にします

最終的に50貫のどんぐりを集め
翌年1月には
パンになって戻ってきました。
「どんぐりパン」です。

その後、どんぐりパンについての記述はないそうですが
それでも食料難はおさまらず
お昼休みには家に食べに帰るようにと
校長先生からお話があったようです。

今は残すほど食べ物があることに感謝しなければいけません。
どんぐりパンがどんな味だったのか興味深いです。

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平和な令和の池田↓

どんぐりの栄養

どんぐりは68%が炭水化物、
18%が脂肪、6%がタンパク質で、アミノ酸やビタミンA、Cを多く含むそうです。
どんぐりの『アコニック酸』という成分は、体内に蓄積された重金属などの有害物質の浄化・排出を促すデトックス効果があるといわれています。

昭和20年の『婦人倶楽部』

昭和20年8月終戦頃の『婦人倶楽部』の記事で
「どんぐりの栄養と頂き方―どんぐりを盛んに食べませう―」
国民学校(現小中学校)で集めたなど、
戦争中や戦後しばらくの食生活が紹介されています。
もともと山国の常食だったとか、
優れた食品であると栄養価の表を載せたり、
どもりになるという民間伝承を否定したりしています。


どんぐり伝説

北欧には「ドングリを一粒持っていると 健康に長生きできる」という伝説
どんぐりは大きな樫の木へと成長することから、
希望や成功・成長のシンボルとして縁起のいいものとされている。


五月山でみんなでどんぐりを拾ってそれをパンにするイベントとかしたら楽しそう🎵


コチラの記事もどうぞ

池田市には1600年前から伝わる織姫伝説
わかりやすくファンタジー童話にしました↓
池田市の織姫伝説☆ファンタジー☆童話/昔話/くれはとり(呉織)あやはとり(穴織)呉服神社と伊居太神社

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