木部の松操寺(しょうそうじ)をご紹介します(^^)/
■宗 派 曹洞宗
■御本尊 釈迦牟尼仏
■開 山 下村五郎右衛門
■開 基 1662年 大廣寺18世
■住 所 木部272
お寺のこと
開山は下村五郎右衛門で
地元では「ごろよみ」と呼ばれていたそうです。
この辺り、木部は下村さんの姓が多く
牡丹で繁盛した下村家の牡丹屋小兵衛は有名です。
このお寺は長い間無住の時代があり
竹藪にポツンとあった人里離れた簡素なもので
籠職人が住み着いたこともあったそうです。
江戸初期から修復を重ねて350年近くの歴史がある寺です。
ご本尊
ご本尊は釈迦牟尼仏で台座には「笹りんどう」の紋があり
獅子に乗っておられます。
ごろよみの祖母の所蔵していたものではないかと思われますが
400年以上前の仏像です。
両脇には、達磨大師・天元大師の木像があります。
山門
五月山山麓の竹林に囲まれた小さなお寺です。
お寺のような雰囲気ではあるのですが
最初、一般の家のようにも見えて、
門をくぐるのに勇気がいりましたが間違いなくお寺です
門は開いてるんですよ、でも入っていいのかなー?って。
ちょっと遠慮してしまう小さいお寺です。
本堂
本堂の柱などは創建当初のまま焼けることなく
江戸初期から修復を重ねて350年近くの年月を重ねています。
俳人「阿波野青畒」の句碑
お庭は綺麗なお花が咲いていて気持ち良く整えられています。
俳人「阿波野青畒」の句碑がありました。
「手すさびに 尼のつくろふ 垣根哉」
明治から平成にかけて生きた、阿波野青畒は
親しかった画家の樫野南陽に誘われて松操寺を訪れて作句しました。
ある日訪れてみると、、、
ある日、久しぶりにお参りに行くと、、、
「山門不幸」と書いてありました。
山門をくぐると、女性が出てきたので、
「お参りさせていただいてよろしいですか?」
「どうぞどうぞ」と本堂前に案内していただきました。
すると、そこにはお骨と庵主さん(尼僧)のお写真がありました。
ちょうど一ヶ月前の4月2日に7世庵主さんがお亡くなりになったそうで
それでお寺の入り口に「山門不幸」と書かれていたのです。
「よかったらお地蔵様をご覧になっていって下さい」
と案内していただきました。
お地蔵様
お庭へ行くと、この小さなお地蔵様が大切に祀られていました。
このお地蔵様は工事の時に地中から出てきたそうで
時々メッセージを送ってくださるそうです。
案内していただいた女性もメッセージを受け取ったことがあるとか。
この石碑はお地蔵様の横にあります。↓
いろいろお話しを聞いていて
小学生低学年の時に同級生だった友達のお母様が
尼さんだったなと思い出して、
もしかして庵主さんは○○ちゃんのお母様ですか?と聞きましたら
女性も驚いて、「そうです」と。
○○ちゃんのお母様はいつもにこにこと尼さんの格好で参観日に来られていたのを覚えています。
アクセス
阪急池田駅から歩いても行ける距離です。
自転車なら楽勝です♪
行き方これ↓を参考にしてください!
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最後までお読み頂きましてありがとうございました。
参考文献/池田市史