大廣寺に行く途中にある陽春寺をご紹介します(^^)/
もともとは大廣寺の塔頭で陽春庵といいましたが
改称し、陽春寺として独立しました。
■宗 派 曹洞宗
■御本尊 釈迦牟尼仏座像 両脇に道元禅師と瑩山禅師の木造
■開 山 1570年(室町末期)一麟祥恵大和尚(大広寺7世)
■住 所 池田市綾羽2-5-17
■最寄駅 阪急宝塚線池田駅
■札 所 摂北観音霊場16番札所
太平洋戦争で全焼した悲しい過去
昭和20年6月15日午前8時すぎの第四次大阪大空襲で
B29の編隊が大量の焼夷弾を落とし陽春寺は全焼しました。
この時、すぐ近くにある大廣寺の観音堂が炎上、
必死で火を消そうとしていた中学4年生の男子が直撃弾を受け即死。
そして呉春酒造も被害を受け、陽春寺に預けられていた裁判所の重要書類や疎開されていた方々の大切な品も失われてしまいました。
昭和28年に本堂と庫裏が再建され
昭和45年に現在の本堂が建立されました。
雰囲気の良い素敵な参道
大廣寺へとつづく五月山体育館の北側を上がっていきます。
500年とも言われる、大きな木の根っこがうねうねと這い
石段にまで絡もうとしているその様が長い歴史を感じさせます。
参道にあるクヌギの話
クヌギの老木が2本あって、それぞれが神体となり
「丸橋大明神・丸長大明神」の夫婦神として祀られて
そこに白い蛇が住んでいました。
戦時中に切り倒そうとした人が熱にうなされ倒れたそうです。
1本は自然に中が空洞になり、寿命を果たしました。
こちら↓が陽春寺の山門。
山門をくぐると、開けた綺麗な境内と、新しい本堂
砂に線が入っていたので、気をつけて石のとこを歩きました。
見晴らしが、ものすごいのです!
ベンチがあるので、のんびりできますよ。
ご住職が「ごゆっくりどうぞ」と声をかけてくれました♪
聖観世音菩薩と龍天護法善神(龍神さんのお社)
昔、五月山には龍が住んでいたと言い伝えがあって
大廣寺の山門の裏側には白い龍がいます。
三光稲荷社(出世稲荷)
豊臣秀吉・前田利家・黒田長政が出世をこの神像に祈ったとされている。
すぐ近くの大廣寺
大廣寺の記事はいろいろ書いているのでご覧下さい!
大廣寺(大広寺)は池田城主の菩提寺/牡丹花肖柏/山門の白龍/池田市
池田の龍のおはなし/寿命寺の雨乞い竜/大廣寺の白い龍/五月山の龍
風人の碑は唐船ケ淵に身を投げた三好陣太郎の碑/大廣寺
アクセス
近くにコインパーキングがあります。