盲腸に新事実!ガッテン「突然の激痛!盲腸の真実」虫垂は腸内フローラの住みかだった!

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2017年3月8日のガッテン盲腸です

実は盲腸は大切な役割があるんです・・・

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盲腸を手術した人の中にがんになる人が多いという
データーを台湾の医師が発表しました!!

台湾の医師はこれまで大腸癌の手術を多くしましたが
その中に盲腸を手術した人がやけに多いことに気がつき
不審に思っていたのです。

そこで、7万人を超える手術経験者のデーターを徹底的に分析。
すると驚くべき事実が見つかりました!

盲腸手術の経験者と、そうでない人を比較すると
経験者の方が大腸癌になる割合が多かったのです

台湾の医師
これまで盲腸なんてどうでもいいと思っていたので驚きました。
ささいな病気と考えず、
もっと注意深く見ていかなくてはならないと感じています。

盲腸を手術すると・・・
大腸癌になる確率が2.1倍 😈 

「盲腸の手術と大腸癌に関係があるのでは?」
という研究は50年前からされてきているそうです。
中には大腸癌が増えるとしたものもあれば
関係ないというものもあり議論が続いてきたのです。

そして、台湾で40万人近くを
14年間調べたこれまでにない研究が発表!
それによると手術のあと、
3年半の間だけ癌のリスクが2.1倍になる
ということがわかりました。

盲腸は何の役割もしていないと聞いていますが
できることならなくなればいいのに、と思うのに
いまだにあるという不思議なものですが・・・

さて、
盲腸はどこにあるのでしょう?

盲腸は大腸の一部になります。
盲腸の先に虫垂があり、
盲腸を切ってるのではなく、
虫垂を切っているということになります。
虫垂が炎症を起こし、腫れて
ウミがたまり、ほっておくと破裂してしまううのです。

スイカの種を食べると盲腸になる
などと子供の頃、言われませんでしたか?
これは迷信に近い俗説と医師は言います
スイカを急いで食べるとお腹を冷やしてしまうので
それを戒めるために生まれた言い伝えではないか?と
言われているのです。

しかし、飲み込むことで本当に盲腸になることがあります。
たいがい飲み込んだものは便になって出ていきますが
希に幼い頃、飲み込んだ乳歯が虫垂を詰まらせたり
魚の骨や入れ歯など、
いろいろな物が原因になることがわかりました。



いらない盲腸を切ったら何で癌になりやすくなるのでしょう?
研究の中で虫垂からとんでもないものが見つかりました。

虫垂の中に、
免疫細胞がぎっしり詰まっていることがわかりました。

大腸の中にはたくさんの腸内細菌が住んでいます
腸内フローラ(腸内のお花畑)です 🙂 

善玉菌、悪玉菌、いろんなものがいます。
体に悪い菌が増えてしまった場合
免疫細胞は良い菌が住みやすい環境を作ってくれます。
その免疫細胞が住みかとしているのが虫垂です。

ポイントは今話題の腸内フローラ
私たちの体には100兆個以上の腸内細菌が住んでいます。
そのバランスが崩れてしまうと、影響は体全体に広がり
癌や生活習慣病に関係すると考えられています。
実はこの腸内フローラを良い状態に保つために
虫垂の免疫細胞が働いていることがわかってきたんです。

東邦大学医療センターの島田先生によると・・
実は虫垂の中にリンパ組織があることは昔からわかっていました。
それが何の役割をしているのかはよくわからなかったんです。
ところが台湾の報告の中に虫垂が免疫の関係で
腸内細菌に影響を及ぼしているという報告が出てきて
他のいろんな病気との関係がどうなんだろう?という
研究がスタートしたばかりなんですね

盲腸(虫垂)は・・・
不要なもの
切ったほうが良い
手術をすれば安心
だけの考えだった

ところが
腸内を整える大切なものが詰まっているんだ!

ただ、医学的に手術した方がいいという場合もあります。
虫垂が敗れてしまって、お腹全体にウミが広がっている
という場合は切った方がいい。

ただまぁ、あえてとらなくていいような虫垂は
無理してとる必要はないです。

薬を使うと、今痛みが10だとすると、翌日は半分ぐらい
翌日の翌日はまたその半分ぐらい
痛みはだんだん少なくなって、炎症もだんだんひいてくる
ただお薬で散らした場合は再発の問題があって
だいたい3人に1人か2人くらいの確立で再発します。
2回目、3回目再発した場合は手術の方がいいです。

虫垂切除して
1.5年から3.5年の間は癌のリスクが上がります。
3.5年過ぎてそれからはとってる人と撮ってない人の
癌の発症率は変わりません。

医学の進歩でいろんなことがわかってきています。
もし盲腸になったら、医者から手術をするのか
薬でちらして治すのかご本人に聞かれるそうなので
腸内フローラのお家を守ることも考慮して
お考えいただけたらと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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