明治時代の池田市に牧場があった!池田小学校裏の小林牧場

なんと !びっくり仰天しましたのが
この池田市にも明治から昭和初期にかけて牧場があったのです(^^)/
その名は「小林牧場」といって経営者は小林治郎兵衛さん。

明治20年(1887)の創業
昭和 8年頃までに拡張
昭和39年頃閉鎖されたようです。

小林治郎兵衛さんは獣医でもあったそうです。



場所は現在の池田市大和町(昔は荒木町)で、
池田小学校の北側にあたります。

当時の小学生の皆さんは毎日牛を眺めながらお勉強されていたのでしょうか

この地図は昭和初期の池田の地図です。

見にくいので、大きくすると↓しっかりと小林牧場と書かれています。
近くに小林牛乳店もあるので、ここで買えたんでしょうね。

広さは約1000坪で昭和10年頃にはホルスタイン系の牛62頭が飼われ
牛乳生産高は約10万8000ℓだったそうです。
大正時代の小林牧場の広告にはヨーグルトも登場していました。

広告には「設備の完全なるは北摂第一の搾乳場」「衛生的牛乳」
希望により、小児乳、脱脂乳、長寿乳(ヨーグルト)も配達すると書かれていました。

午前4時頃から荷車で町内~石橋や花屋敷、ひばりヶ丘まで配達され
値段は1本5銭で、瓶を返すと4銭でした。

戦時中は人手や飼料も不足して牧場は閉鎖されましたが
戦後に再開されました。
再開後は20頭ほどの牛だったそうで、
豊中の太田牧場へ出荷されていました。


池田市内では鉢塚や石橋、旭丘などにも牧場があったようです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました(*^-^*)

参考文献/新修池田市史第三巻 わがまち歴史散歩 池田町便覧

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コメント

  1. 大友真由美 より:

    コメント失礼いたします。こちらに掲載されている昭和初期の池田の地図はどちらで入手できますでしょうか?というのも、現在自分のファミリーヒストリーを調べておりまして、この時代の池田に私の曽祖父が住んでいたようなのです。実際はhttps://www.city.ikeda.osaka.jp/material/files/group/29/17binran_koukoku.pdf によりますと、荒木町とあるのですが、こちらの荒木町の地図には見当たらないので住まいが別だったかもしれないし池田全体を見てみたく思いました。上のpdfは大正10年ごろのものですから昭和5年くらいには、曽祖父のビジネスが下火になっていたか、なくなっていたかもしれません。ただ池田の住人ではあったと思います。昭和16年に亡くなっていますので。

    • アバター画像 rika より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      あの地図は、かわむら商店さんで買いました。落語ミュージアム並びの旧加島銀行だったとこです。
      1枚300円で、今もあるかどうかわかりませんが、一度お問い合わせしてみてください。

  2. 大友真由美 より:

    教えてくださってありがとうございます!