妙心寺の涅槃堂には叔父が眠る/叔母への手紙/京都府

妙心寺には叔父が眠っているのです。
叔母がお参りに行っていたのですが
叔母も高齢になって、子どもがいないので
私が時々、叔母の代わりにお参りに行きます。

数年前に叔父の13回忌の時にも私が一人でお参りに行って
その報告をお手紙でしたのが出てきました(*^-^*)

読み返すと、涅槃堂にお参りに行った様子がよく書けてるな、、、と

我ながら思って、行く人の参考になればと公開させていただきます(^^)/

服装まで報告してるのは
私がちゃらちゃらした格好で行くのではないかと、、、
おそらく心配してる叔母を安心させるためです(*^-^*)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

○子おばさんへ

今日、妙心寺へ行ってきました。
紺色のスカートとカーディガンで清楚なスタイルで行ってきましたよ
朝の9時半に家を出て、ついたのは11時頃 車で行きました。あっという間です。

10数年前に一度行ってるのでなんとなくヨウリョウはわかっている感じでしたが
いきなり行って大丈夫か?お寺間違ってないか?少々不安でしたので、
ちゃんと受付けを済ませてからおばさんに☎しようと思ってました。

スムーズに到着。駐車場も無料(^^)/
まぁなんとでっかいお寺!!

入ってすぐの受付で「涅槃堂へ行きたいのですが?」と聞きましたら
丁寧に教えてくれました。



門をくぐってから7~8分で涅槃堂へ到着。
あ、ここ前にも来たことがある、
やっぱりここでよかったんだと安心。
でも、あらら?どうすりゃいいんだっけ?


とりあえず入ってみよう
受付けをカラカラッと開けると若いお坊さん
「あの、お参りにきました」と蚊の鳴くような声で言うと、、、

「御経をあげさせていただいてもよろしいですか?」
と聞かれ大きくうなずく私。

「は、はい。よろしくお願いします」

ボールペンと紙を渡され、戒名を書くとこで
あらら?ん~?、、、とおばさんからもらったハガキを 見ながら
手こずっていると・・・
どうも私は黄という漢字を寅と書いてしまうクセがあり、
緊張のあまりまたしても寅と書いてしまった、
見かねたお坊さんが「ちょっと見せてくださいよ」と
ハガキを見ながらコンピューターに打ち込み完了、
そのままおばさんのハガキを持っていかれましたが、後で返してくれました。

お隣の部屋でお待ちくださいと言われ、ふすまを開けると誰もおらず
もしや私だけかな?とまたしても不安に・・・
そしておばさんにお電話をしました。
「今妙心寺におるねん、今からお経あげてもらうから、仏壇の前に座ってて」
待つこと20分くらいでしょうか、

誰もこないまま、お呼びがかかりお坊さんについて涅槃堂へ
広いところに1人で座ってるとなんだかわからないけど元気が出てきました。

まずはお焼香をしてくださいと促され、前に出てお焼香。

すると、板のようなものに、おじさんの戒名が書かれたものがあって、
お焼香のところにありました。

今からの御経はおじさんのためにだけあげられるものなんだと実感。
なんだかなんだか、こみあげるものがあってわからないけど
胸がいっぱいになりました。


けっこう長い長い御経で、涅槃堂にはお坊さんと私のたった2人
とても素敵な時間だった。

御経が終わると、お坊さんが私の前まで、すすっと来て語りかけました。
「本日は遠方よりありがとうございます。禅の言葉を一つご紹介いたします」と

掬水月在手「水を掬(きく)すれば月は手に在り」
お月様の映っている水を手で救うとその水にも月が映っている
そのお話をしていただきました。

そして、お話しが終わったあと、位牌を探しましたら・・・・
前から4番目、左から4番目にありました。
「おじさん、きたよ」と話しかけました。
しばしおじさんとの時間・・・・

帰る時、お坊さんは私が見えなくなるまで見送ってくれました。
とても気持ちのいいお参りができました。
毎年9月に妙心寺を訪れたいなと思いました。

今日は雨上がりでとても気持ちがよくて、
ドライブもラジオを聞きながらいい感じでした

途中の和菓子屋さんでおまんじゅうを買って、
母のお土産にしました。
○子さんにもお菓子を買いましたよ

そうそう、タイミングよく天井の龍の絵が見れました。
明智風呂もガイドさんについて中までしっかりと見ました。
私は龍が大好きなのであの壮大な龍の絵をいろんな角度から見て感激しました。


お手紙は以上です。

この日は、ガイドさんについてお寺の中を案内してもらいました。
一人でブラブラする方が好きだけど
ガイドさんの話を聞くとお寺のことがよくわかりますね(*^-^*)

叔父が俳句が趣味で、よくお寺とか回ってたみたいなんです
位牌に向かって
「この妙心寺さんに決めたのはシブイ選択やな」と語りかけました。

ニヤッとする叔父の顔が浮かびました。

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