360年の古刹
八幡山 如来寺 浄土真宗 本願寺派をご紹介(^^)/
古江町は「植木の細河」のすぐ近くです。
古い家や蔵が並ぶ歴史ある田舎の村なんですが
古墳があったり、夏にはホタルが飛んだり
自然も豊かでのんびりしています。
今回「如来寺」へは行こうと思って行ったのではなく
実は古民家が売りに出ていて、興味があったので見に行ったのです。
その古民家のお向かいに如来寺がありました。
阪急池田駅からバスだと、久安寺行きか、伏尾台行きに乗って
中川原か、東山で降りて歩きます♪
池田や石橋からだと自転車でもじゅうぶん行ける距離です(^^)/
所在地
池田市古江町423
バス降りてからちょっと歩きます。
植木屋さんがいっぱいで山に囲まれた緑の中をお散歩するのは
気持ち良くて時間を忘れます♬☻☻♫•*¨*•.¸
吸い込まれるように石段をあがりました。
お寺の方らしき人と会いましたら「こんにちは」と声をかけてくれました。
由緒
1662年頃「良如上人」に帰依し僧となった
「岡本源之丞」オカモトゲンノジョウと数十人の檀徒が当初は念仏道場として
建立しました。
本堂
本堂は建立時のもので300年も修復を重ねながら
現代にいたっています。
本堂の内部構造の内陣が後に広げられていることが
わかったそうです。
昔は経を唱えながら弥陀のまわりを回る「常行三昧」が行われていました。
如来寺のほとんどのものが、ゆかりの「森家」による寄進で
屋根瓦には森家の家紋「九曜星」の紋が使われています。
写真を撮ったけど、あんまりよくわかりません(*_*)
本尊
創建当時の仏像で「阿弥陀如来立像」です。
全長55㎝の木造、右の足裏に京の仏師「康雲」と書銘があります。
両脇に「親鸞聖人」「蓮如上人」の画像が安置されています。
宝物としては「蓮如上人直筆掛軸」があります。
梵鐘
昭和17年10月、太平洋戦争の中
池田市内44の寺が一斉に梵鐘を献納することを決めました。
如来寺においても梵鐘と仏具類の献納があり法要が行われました。
朝日新聞には「征途につく池田の釣鐘」の見出しで
集められた釣鐘の写真が掲載されました。
戦後、如来寺の鐘は還ってきました。
しかし検査で三カ所に穴が開けられたため、前と同じ音がしないそうです。
それでもあるべき場所にあるべきものがある、、、
戻ってこれて地域の方も鐘もどんなに嬉しかったでしょう。
釈徹宗さん
現在の住職は十九世になる釈徹宗さんです。
シブゴジの人生相談などにも出演されています。
相愛大学で教鞭をとられ、
お寺の裏にある家で地域の認知症高齢者のために
グループホームを運営されたり、本堂で落語会を開いたり
たくさんの本を書かれており、多彩な活動をされています。
妙見街道
お寺のすぐ上は妙見街道になっていて
能勢の妙見さんへお参りの人が絶えず往来したそうです。
お茶屋が近くにあったようです。
如来寺あたりからの見晴らし♪
如来寺の公式ホームページ
近くに無二寺というお寺があります(^^)/
徒歩圏内で、気持ち良くお散歩できますよ
和泉式部にあやかる恋愛成就の寺「無二寺」
参考文献/池田市史