認知症高齢者の介護施設【ギター弾き語り】音楽レクリエーション

高齢者介護施設で音楽レクリエーションをしているのですが
「どんな曲やってるの?」
「どんな風にやってるの?」
など、ご質問いただくことがありますので書いてみようと思います♪

今はコロナで、他の介護施設へボランティア等で行くことはできませんので
自分が介護職として勤める施設のみでマスクして行っています。

ギター弾き語りで3年前にやりはじめてから試行錯誤し
今は、約1時間で30曲というスタイルに落ち着きました。

どんな風にやってるのか

お客さんとして演奏を聞いてもらうのではなく
利用者さんに歌っていただくことを何より大切に考えています。

利用者さんが楽しく、ストレスを緩和したり免疫力を上げたり
脳を活性化するきっかけになったらいいなと思っています。
音楽♪は「心の点滴」と言われています。

私がやってるのは多くても9名参加です。

ギターを弾きながら自分も歌い、利用者さんにも歌っていただくスタイル。
いろいろ試行錯誤しましたが、今は約1時間かけて30曲です。

14時のお茶提供のあと、15時まで行うことが多いです♪
しっかり声を出して歌ってもらって、
お腹をすかせて15時の美味しいおやつを召し上がっていただく感じ。

2021年3月の曲

季節によって曲は変えますが、今は↓こんな感じ
赤い字は王道のレギュラー曲です。
黒い字はその時によって変えることが多いです。

・ふるさと
・春の小川
・くつが鳴る
・花
・春よ来い
・七つの子
・とおりゃんせ
・うれしいひな祭り →後半はさくらに変更
・早春賦
・毬と殿様
・浜辺の歌
・花嫁人形
・ゆりかごの歌
・ふじの山
・日の丸の旗
・荒城の月
・おぼろ月夜
・線路は続くよどこまでも
・お座敷小唄
・リンゴの唄
・瀬戸の花嫁
・上を向いて歩こう
・旅の夜風
・東京ラプソディ
・銀座カンカン娘
・長崎の鐘
・誰か故郷を思わざる
・埴生の宿
・蛍の光

だいたい2番まで歌いますが、3番まで歌う曲もあります。
選曲は自分が歌いたい歌よりも、利用者さんが好きな歌を選びます。
みなさんがよく知っている「おなじみの曲」が喜ばれます。

音楽レクリエーションの準備

●楽器 ギター
私はクラシックギターを使用しています。
マイクは使わず、生ギター&生歌です。

●譜面台

●利用者さんの歌本
A5の紙に歌詞を書いて、透明のホルダーに入れてファイルしています。
歌う順番に並べて、ページもわかりやすくします。
歌っていただくには、歌本は絶対必要です!



●自分用の楽譜
利用者さんの歌本と同じ順番に入れています。

進め方

利用者さんのペースに合わせて行うためには
こちらはモタモタしないように万全の体勢でいなくてはいけません。

楽器はチューニングを前もってしておいて

譜面台に楽譜を置いて、すぐに始められるようにしておきます。

「今から歌を歌いますよー!」と言うと同事に始めます。
ぱぱっと歌本を一人一冊配ります。

(初めて行く介護施設ですと、最初に自己紹介とかします)


歌う前に深呼吸したり、少し体を動かしたりするのも良いかと思います。
私はとりあえず「では1曲目、最初のページの故郷いきまーす!」と
弾きはじめ、歌いますと、
利用者さんは一緒に歌ってくれます。
私が歌わないと、バラバラになったり、シーーーンとなることがあるので
テンポをとる意味も込めて大きな声で歌います。
私が元気に歌うと、みなさんも元気に歌ってくれます。

ひとつの曲の2番の最後の1行ぐらいになると
歌いながら、もう次のページをめくっている利用者さんがけっこういます。

一応、「今の曲は大正3年に作られて。。。」みたいな説明をすると
聞いてくれてはいますが、早く次の曲を歌いたいような感じ、、、
それでも、10秒ぐらいは曲の間に曲紹介を入れていきます。

ゆりかごの歌でしたら
「この曲は大正10年に、福岡県の柳川市で作られました、
夕方6時になると、町内放送でこの曲がかかるそうです」
このぐらいの説明をしますが、
あんまりしゃべらない方がいいような気がしています。
※説明は楽譜の端っこに書いておくと忘れません(^^)/


次の曲へ行く時は必ず、
「次は2ページの春の小川を歌います♪」とお知らせします。

何ページなのか、何を歌うのかを毎回言って、
利用者さんがちゃんとページを開けてるかどうか確認しながらすすめます。
9名ぐらいだったら、見渡せばだいたいわかります。

その時によって、30曲全部歌えることもあるし、
28曲ぐらいで時間切れになることもあります。

30曲歌っても、歌い足りないと言われることがあって
疲れないのかな?と心配しますが、、、、
歌ったあとは、みなさんお顔が晴れ晴れとしておられます。

もう少し歌いたかったな、、、ぐらいでやめておくのが
ちょうど良いのかもしれません( ・◡・ )♫•*¨*•.¸¸♪

私は全力で30曲やると、放心状態になります、、、、(@_@)

途中で利用者さんの水分提供の時間をとることもあります。
チューニングをなおす時間にもなります。

キーは大切

ギターならカポタストをつけて音を高くしたり低くしたりできますよね
私は最初、自分のキーで歌っていたんですが
最近は高齢者のキーにしています。
何より自分が気持ち良く歌うよりも、
利用者さんが楽しく歌うことを優先したからです。

高齢者のキーはわりと低めです。

失敗談

ギターの他には、ピアノとハープが少しできるので
ハープで音楽レクリエーションをしたことがあったのですが
これは大失敗でした。
別記事に詳しく書いてますのでよかったらお読みください(*^-^*)
介護施設の音楽レクリエーションでハープを弾いてみたが大失敗

介護職をやろうと思ったきっかけ

2016年に乳癌検診でひっかかり
マンモトームを受けたことがきっかけで、介護の世界へ入りました。

マンモトームの検査のあと、少し車椅子に乗って

その時に看護師さん達に親切にしてもらって
車椅子を押す仕事がしたいと思ったのです。

詳しくは別記事に書いてます(^^)/
50歳で介護職員初任者研修を受講することを決め現在学校に通ってる


最後までお読みいただきましてありがとうございました♪

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