旧加島銀行池田支店「カワムラ商店」国登録有形文化財/あさが来た


うちの居間のカーテンがそろそろ買い換えの時期を迎え、母のお使いで
池田のインテリアカワムラさんにカーテンの生地を選びに行ってきました♪

絨毯やマットなどもほとんどこちらで買っていますが、
お店の方が寸法を測りに来てくださったり、アドバイスいただいたり
とっても親切なお店なので助かっております。

お店に直接伺ったのは始めてで、お店が旧加島銀行というのは以前より知っておりましたので、いよいよ店内に入れる!と、わくわくして伺いました。


大正7年の建築です。
なんともまぁ(^^)大正時代の面影をのこす素敵な建物、ロマンです♪

設計は近代建築の父と言われた辰野金吾で「東京駅」「日本銀行」「大阪市中央公会堂」などを設計した方です。施行は池田の八尾工務店。
鉄筋コンクリートのような重々しい造りに見えますが、木造モルタル2階建てで正面は石や赤れんがでデザインされています。
戦後の金融恐慌で廃業し、加島銀行池田支店のあとは、
三和銀行池田支店として営業されたそうです。

その後、カワムラ商店の河村武彦氏が昭和50年頃にこの建物を取得され、
敷物と白衣の店として開業されました。
当時は二階まで吹き抜けで回り階段があった優雅な内部だったそうです。
文化財の指定を受ける前のことでしたので現在は改造されています。

しかし現在でもその時のまま残っている部分がたくさんあります。
こちらはカウンターです。

カウンターをお店側から。
入り口のところは回転ドアになっていたそうです。

階段は、やりかえてるそうですが、雰囲気は当時のまま。

床も当時のまま。

大きな金庫もそのまま残っています。

現在の店主は息子さんご夫婦になっているようですが、
お父さんもいつもお店にいらっしゃるそうで(すごく優しくて素敵な方)
店内を案内してくださいました。
観光客の方などにも見せてくださるそうです。

この旧加島銀行は、NHK連続ドラマ「朝がきた」の主人公で明治時代の女性実業家、広岡浅子ゆかりの銀行で、大阪の豪商「加島屋」の両替部門を母体として明治21年に設立。
本店は大阪市中央区にありましたが関連建物で現存するのは旧池田支店だけ。
平成15年に国の有形文化財に登録されました。


場所は池田駅からサカエマチ商店街を通りすぐです。
徒歩10分かからないぐらいです。
このあたり、お寺が点在していたり道標やいろんな見所満載なので
街歩きに最適なスポットです。

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