大阪府池田市にある伊居太神社(いけだじんじゃ)
池田氏綾羽2-4-5(五月山山麓)
阪急池田駅から徒歩で行けます♪
御祭神は穴織姫、応神天皇、仁徳天皇の三柱
イコタ神社とも呼ばれています。
古くは秦上社といい、穴織社となり、穴織大明神とも称し
明治以降に伊居太神社となりました。
ウォンバットがいる五月山動物園のすぐ隣にあります。
五月山公園からも神社へ行く道があります(^^)/
初詣の動画
えべっさんで有名な呉服神社と対になった神社で
伊居太神社を「上の宮さん」呉服神社を「下の宮さん」
と親しみを込めて呼ばれています(^_^)/
呉服神社についてはこちらをご覧ください。
この二つの神社には、ある伝説「織姫伝説」があります。
ファンタジー童話にしたのがこちら↓
織姫伝説☆ファンタジー☆大阪府池田市/くれはとり(呉織)あやはとり(穴織)呉服神社と伊居太神社
今から1700年前に呉の国から機織工女が呼び寄せられ
長い船旅の末たどりついたのが今の池田で
この池田の地で機織りや裁縫の技術を広げたと言われています。
二人の機織工女の名前をあやはとり(漢織)くれはとり(呉織)といい
あやはとりは伊居太神社に
くれはとりは呉服神社に祭られています。
※しかしこの物語は西宮市にも同じような物語が残されていて
どちらが本当なのか?と議論が繰り返されています。
池田市史ではそもそも織姫伝説自体が創作であるとされています。
さて、伊居太神社へは阪急池田駅より北へ約10分~15分
神社を探して綾羽町の古い路地を歩くと、能勢街道沿いに
いきなり58段の急な階段が現れます
ここは毎年夏に、盛大におまつりが開催され
若い衆が屋根の上で踊り、五段返しの音律に乗って
だんじりが駆け上がるのが見所となっています。
豊臣秀頼公寄進の神輿も今は神輿庫に眠っています。
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普段はとても静かなお寺なのです。
時々お参りに行きますが、人に会うことの方が少ないぐらい
ほとんどいつも一人です。
境内はとてもきれいに整えられています。
![12733456_985061571586536_2158538788837932988_n](https://i0.wp.com/rikachanhouse.com/wp-content/uploads/2016/09/12733456_985061571586536_2158538788837932988_n.jpg?resize=528%2C960&ssl=1)
階段をあがっていくと、左右に小さい祠があります。
その一つの祠の中で猫さんが
なんとも気持ち良さそうにお昼寝していました。
あまりに美しく神々しい姿にしばし見入ってしまいました。
![13524329_1082915071801185_456604534832472124_n](https://i0.wp.com/rikachanhouse.com/wp-content/uploads/2016/09/13524329_1082915071801185_456604534832472124_n.jpg?resize=680%2C383&ssl=1)
天正の乱で消失し、現在の社殿は1604年に豊臣秀頼公が
寄進されたもので400年を経過しています。
本殿は全国的にも珍しい「千鳥唐破風三棟寄せ造り」
と呼ばれるもので、桃山建築の風情を残す貴重な建物です。
屋根瓦には天皇勅許の「菊のご紋」と豊臣家の「瓢箪の紋」が見られます。
境内にあるご神木
大きな枝が神社を守るように伸びています。
静まりかえり神秘的な空気です。
こちらの柵にに入った切り株は「頼光松」と呼ばれ
源頼光が大江山の酒呑童子を征伐の時に
ここを訪れ手植えし、戦勝祈願の願文を収めたと言い伝えられています。
願文は神社に残っているそうです。
池田で一番古いお家は河村家と言われていて
河村家はこの伊居太神社の神主をされています。
二番目に古いお家は稻束家で、元禄10年の池田村の絵図に
問屋庄小兵衛としてあの場所に載っています。
この伊居太神社は当初からこの場所にあったわけではないようです。
もとの所在地については諸説があります。
池田市史によると、、、
尼崎市塚口にあった式内社で、それが「延喜式」神名帳に記されていて
後世になって池田に遷祀されたものだそうです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ほかにも池田に関する記事を書いておりますので
よろしければご覧ください(^^)/~~~
コメント
[…] なので、いつも前を取り過ぎるだけだった、大きな鳥居と長い石段の伊居太(いけだ)神社に行ってみることにした。 […]