天神の正國寺をご紹介します♬☻☻♫•*¨*•.¸
■宗 派 浄土真宗 本願寺派(西)
■開 基 宗の教西 1644年
■御本尊 阿弥陀如来 両脇に親鸞聖人と蓮如上人の絵像が安置
■住 所 天神2-4-13
■最寄駅 阪急宝塚線石橋阪大前
大根屋小右衛門(だいこんやこえもん)
正國寺を語るには、まずはともあれ
なにわのスーパーコンサルタント大根屋小右衛門です(^^)/
境内に目を惹く大きな石碑があり「知白翁墓」と刻まれています。
この地、東市場村で生まれ、浄土真宗の熱心な門徒であった
「大根屋小右衛門」に由来するものです。
池田の豪農で麻田藩等へ金融融資をしていた、岸上家の3男で生まれ、
性格は勤勉で実直、得意なのは絵画、和歌、そして情勢に敏感。
天明4年(1784)~万延元年(1860)77歳没
3男であったため、
天満・天神橋北詰にあった「大根屋」という寒天の仕入問屋へ
婿養子として入店、奥さんはこの店の娘「とめ」。
この大根屋には長男がいたのですが、
素行が悪くてどうにもならず、婿養子に家督を継がせたのでした。
そして、小右衛門はこの家業を成功させて巨万の富を築きました。
その経営手腕をかわれて「勘者」という
今でいう、財政コンサルタントに抜擢されました。
主に岸和田藩、麻田藩、西本願寺の改革の功績があります。
1860年に亡くなり、没後3年目の1863年に石碑は建てられました。
小右衛門のお墓は京都東山区大谷本廟にあります。
大根屋小右衛門について中岡さんが熱く語っています♪
本堂
現在の本堂は老朽化のため昭和50年に再建されました。
ちょっと大きい普通のお家みたいな雰囲気があります。
お庭には古そうな瓦がありました。
再建前の一部でしょうか・・・
江戸時代にはここで寺小屋が行われていました。
現在の北豊島小学校の前身です。
この辺りの人は正國寺で名前をつけもらうことが多く
お宮参りはまず住吉神社へ行き、その後正國寺へお参りしたそうです。
裁縫を教えていたこともあったそうです。
天神という地名
天神という地名は昭和40年の地名変更で新しくつけられた名前です。
それまでは、東市場、西市場、井口堂、中之島がありましたが
大部分は東市場、西市場の村落でした。
中世の定期市に由来するのではないかとされていますが
よくわかっていません。
箕面川にかかる天神橋が「天神」の由来ではないかと言われています。
さて、この天神橋の由来は大字東市場にあった天神社からつけられました。
石橋駅の西200メートルほどのところに天神森と呼ばれた森があって
そこに天神社がありました。
天神社は住吉神社に合祀され、森は戦後しばらくあって
蛇が出るので誰も立ち寄らなかったそうです。
大正時代には天神様の祭りが盛大に行われて神輿がでました。
アクセス
阪急石橋駅から徒歩6~7分
西口を出てまっすぐ、突き当たりを右に折れて橋を渡り
川沿いに細い道を歩きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
大根屋小右衛門のことは色々と資料があるのですが
お寺のことはあんまりよくわかりませんでした(*_*)
参考文献/池田市史 池田歴史探訪 池田歴史探訪 池田学講座人物編